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FEATURE

一風堂と海外パートナーをつなぐキーパーソンに迫る

世界中の一風堂が常に進化をし続けていられるのは、エミーや宮木のようなグローバルな人財の活躍があってのことだ。

日本を主な拠点にして、海外を移動しながらパートナー企業と一風堂の橋渡し役を務めているエミー。彼女の視点から見た一風堂はどんな姿なのか、今回の研修の総括を含めてインタビューをした。

―一風堂で働くことの「楽しみ」は?

世界中どこの店舗に行っても、お客さんの笑顔を見るのが私の一番の楽しみです。スタッフがいきいきと働く光景も好きですね。

―日本と海外で感じる「違い」はありますか。

Asia事業本部のメンバーと一緒にいると、違いはほとんど感じませんね。宮木を筆頭に、日本と海外の垣根がなくなるくらい、海外でも日本と同じ高いレベルの品質・サービスを徹底しているメンバーがいるからです。

―今回の研修で感じたことは?

国籍もキャリアも違うメンバーが「一風堂のスタンダードを理解する」という同じ目標に向かうことができました。時間が経つごとにメンバー同士が結束力を固めて、ひとつの「ファミリー」になったと感じました。

―参加メンバーの雰囲気はいかがでしたか。

研修で一風堂についての理解を深めたことに加えて、会長の河原の言葉でさらにテンションが上がり、団結力が強くなったように感じました。パートナー企業は、一風堂のラーメンを世界に広める仲間であると同時に、一風堂の「ファン」であると感じました。
今回のメンバーはいろいろな意味で「特別」なメンバーです。自国に帰ってからも、自社ポータルサイト内や、それぞれの連絡ツールで交流を深めてくれたらうれしいですね。

―今後の課題は?

各国のスタンダードにはまだバラつきがあり、改善できる点があると感じています。マニュアルに添って今後も調整してくことが必要でしょう。


グローバル研修で見えてきた 「IPPUDO」の未来

研修を締めくくる5日目には、創業者で会長の河原のスピーチの時間が設けられた。普段は日本語を使う河原だが、この時だけは英語を使い、「日本を含め10カ国のパートナーがこうしてひとつの場所に集まっているのを目の前に、一風堂の将来像が見えてきた」と熱く語られていた。スピーチの後の研修修了書授与式では、記念撮影などで河原とメンバーが交流するシーンもあった。

一風堂はラーメン界の「グローバル・スタンダード」を模索し続けてきた。一風堂のラーメンは、日本だけでなく世界の「ラーメン」の常識を越えて進化し続けていることが、カレンとジョセフィのコメントからも感じとることができる。

世界がひとつになることは、そう簡単なことではないかもしれない。しかし、今回のグローバル研修が一風堂にとって大きな一歩となったことは間違いないだろう。この研修をきっかけに海外の一風堂スタッフ同士がつながりを持ち始め、新たな潮流が生まれていると強く感じることができたからだ。


「今できていないことは、ひとつずつ変えていけばいい。その姿勢が大切だから」。研修中に宮木が話していた言葉だ。

一杯のラーメンで、世界に向けて「JAPANESE WONDER (日本のおもしろさ・魅力)」を伝えていくこと。その目標に向かって、一風堂は日々、世界中で進化し続けている。

撮影=印藤さつき、文=安永真由(株式会社チカラ)