来れ!九州人
一風堂・採用担当に聞く「受験者の疑問」
其の五 就職活動、内定の極意 キツイぞ。でも面白いぞ。本気でやりたいヤツとだけ、仲間になろう。
ここは、ラーメン屋の姿を借りた、食文化創造企業だ。

面接では学生のどこを見ていますか?

まず、飲食業に大切な清潔感をチェックします。あとは、学生さんのやりたいことが我々の会社にあるかどうかの摺り合わせです。優秀な方が多く能力差は少ないですから、やりたいことを持っているか、それを会社の中でさせてあげられるのかが重要になりますね。過去や現在ではなく、今後どういう人になりたいのか。これからのあなたを見ています。

希望職種や業界がバラバラなまま就職活動をしても大丈夫ですか?

業界が違うことを悪いとは思いませんし、業界は違っても営業という職種でいえばそんなに仕事に差はないでしょう。扱う商品が違うだけで、シンプルに言えば営業の仕事は「売る」という行為です。ただ、職種は絞ったほうがいいと思います。営業、総務、人事、経理、開発など専門職なら、どんな業界でも職種が同じであれば活躍できるはずです。

企業はどういう人材を求めていますか?

企業風土によって違いはありますが、どこの企業でも普遍的に求めているのは「自ら行動できる人」「自らを律することができる人」「自ら発信できる人」。キーワードは「自ら」ですね。

資格を持っていないと評価に差がつきますか?

資格や検定の実績は、できることの証明程度にしか私は見ていません。持たないより持っていた方がいいに決まっています。しかし、それはコミュニケーション能力を表すものではありません。私たちの業種で特に大事なのは「人間関係構築力」です。お年寄りや子どもなど、人の目線に立って考えられるかどうか。人間関係を構築するには、一方的に何かを押し通すのではなく、人の気持ちを汲み取る優しさが必要なのです。

サークルやバイトの経験がない場合、学生生活の何をアピールすればいいですか?

勉強でも、クラブでも自分が学生時代に一番時間と情熱を注いだことを、身振り手振りまで交えてその情景がわかるように伝えてください。

目立つ発言をした方が有利ですか?

目立つだけでは有利とは言えないでしょう。空気を読めなければただ鼻につくことになりかねません。説得力のある発言を心がけてください。言葉は下手でも、時間と情熱を注いだことであれば自信を持って発言できるはずです。

受験者側からのタブーな質問は?また、質問しないとマイナス評価になりますか?

私たちにとってタブーな質問は何もありません。勝手にしてはいけないと思い込んでいる場合がほとんどで、その代表的な例がお金の話でしょう。日本人はそもそも、お金の話は意地汚いと敬遠しがち。でも実際、社会人の仕事の大部分はお金が関わる話なのです。仕事や将来について、自分で真剣に考えるのは大事なこと。その上で感じた疑問なら、お金に限らず遠慮なく質問して解決しましょう。質問しなければ評価が下がるということはありませんが、面接官も人間ですから質問してくれた方が話がしやすいとは思います。それに質問した人が必然的に印象に残りやすいのは事実です。

採用担当から見て今の学生をどう思いますか?

若い割りに綺麗にまとまっているなと思います。もう少し生意気でもいいですよ。考えが足りなくてもまず主張してみてください。そこから叱られながら多くのことを学べるはずです。失敗したら素直に「ごめんなさい」と謝りましょう。それが若さの特権なのですから。

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