FEATURE
- CROSS TALK #01
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- 根来 香里氏
- グーグル株式会社
Google Cloud
アジア太平洋 マーケティング統括部長
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- 清宮 俊之
- 株式会社 力の源ホールディングス
代表取締役社長
企業や組織のリーダーを対象にしたGoogle の基幹イベント「Google Atmosphere Tokyo 2016」において、弊社代表の清宮俊之がスピーカーとして登壇。それをきっかけに繋がったGoogle Cloud のマーケティング統括部長である根来香里氏。
2人の企業人が、これからの飲食におけるIT化や仕事に対する考え方など、幅広いテーマで自由に意見を交換しました。
1“かっこいい”の定義とは…
大切にしていきたいことを形にするのが仕事
清宮今回「Google Atmosphere Tokyo 2016」で、弊社を取り上げていただいたのはどういった理由からだったのでしょうか?
根来Googleは企業向けにクラウドを活かした働き方を提案しています。御社は、AdWords の活用方法でも新しい手法をいち早く取り入れるなど、早い段階からITを活用した業務変革を進めているという印象がありました。
2つめに、海外展開の仕方が優れていると感じました。海外出張にいくと、時々日本食が恋しくなって、思わず一風堂に駆け込むことがあるのですが、一風堂ブランドを維持しながら、各地域に合わせた展開をされていることに感銘を受けました。実際にお話させていただくと、Google のサービスを使っていらっしゃることを知って、ユニークな事例としてぜひ紹介したいと思ったことが理由です。
- 根来 香里
グーグル株式会社 Google Cloud※ アジア太平洋 マーケティング統括部長
東京大学卒業後、日本たばこ 食品事業本部に入社。アマゾン、モジラジャパンなどを経て、2008年よりグーグル ジャパンで活躍。 - ※Google Cloud(グーグル クラウド):Gmail、カレンダー、ドライブ、ハングアウトなど、Googleの提供するコミュニケーションツールとコラボレーションツールがセットになった組織向けのオンラインアプリケーション。
清宮ああいうことは不慣れなんですが、登壇させていただいて“ザ・グーグルワールド”を体感できたのは貴重な体験でした。壇上の雰囲気はかなり特殊でした。
根来不慣れだなんて全くそんなことはなかったです。輝いていましたよ。 海外展開をしていらっしゃる経営者の方にとっても興味の深いお話でしたから。
清宮今はお客様に見えない場面でGoogleのサービスを使っていますが、いずれ店頭でもITが必要になって来るのは間違いありません。とはいえ、お客様の目や指に触れる部分は、“かっこいい”を追求したいですね。ロボットやITが持つ、人間を超えるかっこよさはどんどん取り入れていくべきですが、かっこよくないなら論外です。
- 清宮 俊之
株式会社 力の源ホールディングス 代表取締役社長
大学卒業後、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社)を経て力の源カンパニーへ転職。人事、執行役員を務めたのち、入社3年目にして代表取締役社長に抜擢される。
根来御社にとっての“かっこよさ”とはどういうものなんですか?
清宮そうですね、いろんなポイントがありますが“優しい”は必ず入ると思っています。とくにお客さまに対して「どれだけ温かくいられるか」というのは重要です。
根来一顧客として感じますよ(笑) 。かっこいいですよね。
ブランドとかカルチャーをコアに持っているということにも通じますね。海外の事業体になってもある程度統一しようという意識をとても強くお持ちのようですが、かといってそんなに縛ってないというか。
清宮そうですね。縛ってはいないですね、意識はしていますけど。
根来たぶんかっこよさの定義は“何を大事にしているか”に近いですね。例えばGoogleのサービスが、どんなサービスかを説明しなければ使えないなら、やはりかっこ悪いと思います。意識しなくてもみんなが使っているサービスのほうがかっこいい。そういうのを目指しています。
清宮押し付けはかっこ悪いですよね。「一風堂」で表現しようとすることと、Googleが表現していらっしゃることは、個人的にはけっこう近いんじゃないかなと思っています。
2テクノロジーについて思うこと
ITを駆使し、時空を超えて仕事をこなす
清宮ところで、弊社ではテレビ会議をよくやっているのですが、配信が遅いと、それだけでテンションが下がってしまうんですよ。そういう意味で「ハングアウト※」はすごくいいですね。スムーズにやり取りができて、時空を超えて仕事をしている気がします。
※ハングアウト:PCやスマートフォンなどで、写真や絵文字、グループでのビデオ通話を通じて会話を楽しめる無料のコミュニケーション ツール。
根来会議は実は音がとても大事なんです。「ハングアウト」では、自動的に音を優先して映像を抑えるように設計されています。日々、精度を上げる努力をしていますので、結構便利にお使いいただけるのではないかと自負しています。すみません、アピールタイムで(笑)。
清宮AIというと大げさですが、今、とあるプロジェクトで、おもてなしロボットの実験をやろうとしています。主には何十か国もの外国語でサービスができるようにするのですが、これからは他の場面でもロボットができることが出てくると予想しています。