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FEATURE

仕事の上では自分のパフォーマンスを意識する

根来パフォーマンスという言葉が出ましたが、仕事の上でご自分の強み、パフォーマンスは何だと思いますか?

清宮情報の整理術ですね。前職の上司が企画と整理術のプロだったので、データベースをどう構築するかでほぼ仕事は決まると教えられました。入社3年目ぐらいまではそれが全然分からなかったのですが、ふと小さい頃に父が言っていたことと似ていると思えたのがきっかけで、なんとなく自分のやり方が分かってきました。身に着いてきたのはこの10年ぐらいですかね。

根来さん自身は何かありますか?

根来私は、主体性だと思います。問題や課題を他人ごとではなく“自分ごと化”します。言われてやることはやっぱり楽しくないですよね。
そのために、同じ方向をみて一緒に走れるチームを作っていくことを大事にしています。一緒にやろうよ、と巻き込んでいくのは、実は得意な方だと自負しているのですが(笑)、その時にも、できるだけ入ってくれる人にとって「自分ごと」になるようにと考えます。小さなことではありますが、メーリングリストを作って逐一情報を共有するだけでも、その人がチームの一員だと感じてくれるんじゃないかと思います。情報共有だけはなくて、実際に会う場も大切で相手が何をしたいのかを理解しようと努めます。たとえば、楽しくイベントの準備をしていたとしても、やっぱり直前になると精神的、体力的に辛い時期が来ます。そんなときに「自分ごと化」できていると最後の踏ん張りがぜんぜん違うと思います。

それにせっかく会社に入ったんですから、ひとりでしかできないことより人と一緒にできることの方が楽しいじゃないですか。

清宮私の考え方はシンプルで、顧客価値をつけないと仕事じゃないと考えています。自分のやっていることがお客さまのためになっているかを常に振り返りつつ、なおかつ仕事を面白くするっていうのがベースにありますね。

自分を面白くする会社にしようっていうのが私のテーマだから、仕事に文句が出る人のことがあんまり理解できないんです。仕事がつまらないという人は、環境が変わっても何にも変わらないよって言いたいです。

もちろん独りよがりになってはだめだから、そこに顧客価値があるのかどうかをきちんと考えないといけませんが。根来さんがおっしゃるように、私も仕事を面白くするのは自分自身だと思っています。

4休日の一番好きな過ごし方は?

根来けっこう地味です。
パジャマのまま朝からずっと海外ドラマのDVD見ているとか。「今スポイルしているな、自分」という状況も好きなんです(笑)。それにいい作品にふれると元気が出ませんか?

夕方ぐらいになると、さすがにこれはまずいと思って慌ててジムに行ったりするのですけど……。

清宮私はまったく逆で、大学が農獣医学部出身でもあるので元々ノンインドア派。アウトドアが好きなので、ひとりで森の中に入ってぼーっとしてます。いつかは森に住んで、パソコンなどとは無縁の仕事をしていきたいなあと思っているんですよ。

根来ログハウスを建ててそこで生活したり?

清宮そうそう、憧れます。

根来そういうところにもクロームボックス※がひとつあると便利ですよ(笑)。

※Chromebox for meetings:Google+のビデオハングアウト機能を使ったTV会議用の小型端末機。

清宮あははは(爆笑)。それは勘弁してください。

文=岡本ジュン、撮影=原智彦
※所属、役職はインタビュー当時のものです。