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2025年のビジョン実現に向かって
チーム一丸となり突き進む、そして、

川崎 奏

一風堂事業本部

東日本第5チームリーダー

会社と自分の未来をこの手に掴む。

大阪府東大阪市、中小企業の工場群と大阪都心のベッドタウンの二つの側面を持つ地域に川崎奏は生まれ育った。
中学、高校ではバスケットボール部でそこそこの成績を残し、桃山学院大学法学部に進学する。そして大学一年生のときから一風堂でアルバイトを始める。一風堂での仕事は面白く3年で同大学を退学しフリーターとなる。

当時のいきさつを川崎は語る。

「高校の先輩に一風堂梅田店に連れて行ってもらいました。長い行列にも驚きましたが、そのとき食べたラーメンに感動しました。こんなに美味しいラーメンは初めてで、その印象が強烈でした。大学入学時にアルバイトの求人情報誌を見ていると、梅田店と長堀店が共同掲載でアルバイトを募集していました。梅田店は忙しそうでしたので長堀店を希望して採用されました。」

長堀店での仕事も予想以上に忙しかった。お客様の長い列は途切れることがなかった。そんな中で川崎は、優先順位を決めて仲間たちに伝えて実行した。アルバイトであっても、主体的に動けばリーダー的な存在に立つことができたのである。川崎は徐々にお店の中での存在感を高めてゆく。
そんな折、高崎店の立ち上げのヘルプに声がかかった。長堀店で自信を深めていた川崎は意気揚々と現場に向かった。

高崎店の立ち上げについて…

「完全に鼻をへし折られました。自分は自信満々でしたが、まったくの井の中の蛙でした。凄い人がたくさんいて自分の未熟さを思い知らされました。篠原猛さん、河原慎治さん、百田雄一郎さん、社員さんたちの力には驚かされました。背負われている責任の大きさを痛感した瞬間です」。
大阪に帰るとマネージャーの熊本智明と話をして、責任ある立場を求めて社員になることを決意した。

アルバイトと社員の違いについて川崎は語る。

「アルバイトのときは自分のことだけ考えていればよかったですね。社員になった当初もそうでした。しかし、店長になると立場が一変しました。自分のことは後回しにしてでも、周りのこと、スタッフさんのことを一番に考えなければなりません。そのことに徐々に気づかされました。そうでなければ、一緒に戦ってゆくチームはつくれませんから。後々気がつきましたが、自分のことしか見えなかったときは、誰かが裏でサポートしてくれていたのです。責任ある立場に立って初めて気づかされました。そういった意味でも社員になって大きく成長できたと感じています」。

川崎は現在チームリーダーとして、
・代々木上原店
・新宿アイランドタワー店
・豊洲店
・飯田橋サクラテラス店
の4店舗を任されている。

チームリーダーの仕事については、

「自分が中心になって、仲間を巻き込み、みんなをわくわくさせながら戦っていくことですね。チーム一丸となって目標を達成したときは、心が震えるような喜びを感じます。そのような経験を多くの仲間と共有し共に成長することが私の使命であり仕事だと考えています。それが売上げ、利益、QSCの向上につながってゆくのです」。

力の源に入社して良かったことについては、

「力の源に入社して真剣に仕事に取り組みました。その姿を見せることができたので、妻は私を信じてくれたと思います。お互いに信じ合えたから子供にも恵まれました。個人的なことですが、私が大切にしていることです。妻は全国チェーンのブライダル関連の会社に勤めていてウェディングプランナーの仕事に就いています。勤務地についても私の転勤を考慮してくれています。妻にも、それぞれの会社にも、とても感謝しています」。

今後の抱負は、

「2008年にIPPUDO NYがオープンしたことは、当時アルバイトだった私にとっても大きな出来事でした。それも社員を希望した理由の一つです。力の源は2025年に向かって、国内、海外、それぞれ300店舗を目指しています。そのビジョン達成の一助となれることに誇りを感じています」。

力の源の好きなところは、

「組織人としてさらに大きなステージを目指すのか、暖簾分け店主に立候補するのか、さまざまな選択肢が用意されています。自分の意志がはっきりしていれば、とてもダイナミックな未来が拓けてゆくと感じています。行動すれば希望を実現できます。自分の未来を、会社の未来を、実現するのは自分です。それができる会社にいることはとても幸せですね」。

川崎は未来を見据えて希望に燃えている。チームリーダーとしての実績を重ね、自分の手で自分の未来を手にすることだろう。